良く使われる、「人の良い面を見なさい」と言う言葉。
これは確かにそうなのですが、これを自分の逃げ場にしてはいけません。
人間には良い面も悪い面もあります。
もちろん100%善人もいるかも知れませんが、だからと言って全ての人に受け入れられるとも限りません。
悪い部分を積極的に探す必要は無いのですが、ある部分にふと疑問を感じたら、そしてそれが大きくなって行ったら、しっかりと自分に聴いてみる。
無理をしながらも、良い面だけを見ようとしていないか。
悪いと感じた部分を認めたくないから、良い面だけを見ようとしていないか。
「それでも私は、その人の良い部分だけを見て行きます」と、堂々と胸を張って言えるなら、それも良いでしょう。
ただ、自分自身を誤魔化す為に「良い面だけを見よう」と頑張っているのなら、私は止めた方が良いと思っています。
本当に大切にしたい関係ならば、言葉を選びながらでも、しっかりと自分の感じている事を伝えてみる。
それが後になって理解して貰えるのか、そのまま喧嘩別れになるのかは分かりませんが、自分の感情に蓋をしたままでは、きっといつか疲れ切ってしまうと私は思います。
「良い面」だけとか「悪い面」だけに偏り過ぎても駄目で、やはり自分自身の許容範囲を知る事が一番大切です。
ここがもっと整理出来たら、人間関係がもっともっとスムーズに行く人が沢山いると、私は思います。